パニック障害,うつ病,不安障害とは – 歴史,位置づけ,発症メカニズム
パニック障害の歴史
「パニック障害」って何?とおっしゃられる方もいると思います。
日本名:パニック障害、英語:Panic disorder ; PD
1980年代についた病名です。その前は「不安神経症」という言葉でまとめられていたようです。
不安神経症の中の「パニック障害」- 位置づけ
「不安神経症」の中にも下記の分類に分けられるそうです。
①急性の不安発作(パニック発作)をしばしば起こす
②慢性的に不安を訴える
前者を「パニック障害」・後者を「全般性不安障害」と呼びます。
2020年の統計で、100人に1人が発症する病。もはや珍しくない病気です。
パニック障害の症状のメカニズム – 脳内物質が深く関係
「セロトニン」という脳内物質の不足で起こります。ストレスがかかると、脳は脳内物質「ノルアドレナリン」を放出し、興奮・不安・おちつかない状態になります。そういった状態に対処するため、脳は脳内物質「セロトニン」を放出。安定させようとします。
「セロトニン」が不足する事で、興奮・不安・おちつかない状態がつづきます。それが「パニック障害の仕組み」です。
「なぜ起こる」ですが、先天的(誕生時から働きが弱い)なもの、ストレスや疲労を 多く感じる生活環境を長く続けた事によるとされています。