【働き方 5.0】 落合陽一 著 – これからの世界をつくる仲間たちへ – を読んで
【働き方 5.0】 落合陽一 著 – これからの世界をつくる仲間たちへ – を読んで
「社会の前提」は覆された
この言葉は、理解できていても衝撃的です。
私は46歳。新入社員の頃は終身雇用で、大手に定年まで勤める事が美徳とされていました。しかし、バブル崩壊後だったので、うすうすその気配はありました。でも、そのまま風潮に流される(※いわゆる思考停止状態)でこの歳まで…。
そして、このコロナ禍…。誰も予想しなかったこの事態に、社会も大きく舵を取らざるを得ません。
今だからこの本を手に取り「本気の覚悟」をもって生き抜く術を自分で考えて行かなければならないと警鐘を鳴らす内容でもあります。
【働き方 5.0】目次
- 新書版前書き
- プロローグ:「魔法をかける人」になるか「魔法をかけられる人」になるか
- テクノロジーによって再生産される格差、超人類、そして貧困
- デジタル計算機が生まれて80年、世界は「魔法」に包まれた
- 「魔法化」の功罪
- 「映像の世紀」を生きた親は子どもに見当違いの教育をあたえているかもしれない
- 「人間がやるべきこと」は何か
- 集合知の一部に取り込まれるな
- システムに得意なことと人間に得意なことの違いを考えよう
- 第一章:人はやがてロボットとして生きる?力ずくでなんとかなるものはすべてシステムにやられる
- 「クラウドソーシング」後の世界の変遷
- オリジナル以外の「もどき」はシステムに負ける
- 人間がシステムの「下請け」になる
- インターフェイスとしての人間
- ギグエコノミーの台頭
- 20世紀以前に平等にならなかったのはインターネットを発明できなかったから?
- コンピューターは資本主義をどう変えたのか
- リソースは人間の脳の中にしかない
- 大企業に入ると有利なのか
- ホワイトカラーに代わる「クリエイティブ・クラス」とは
- クリエイティブ・クラスに「ロールモデル」は存在しない
- 「勉強」と「研究」の違いを理解できるか
- リベラルアーツとメカニカルアーツ
- システムに「手足」をもがれる仕事
- 第二章:いまを戦うために知るべき「時代性」
- 近代の「脱魔術化」とは何か
- 21世紀は「再魔術化」の時代
- コピーのできない「暗黙知」を自分の中に貯めていく
- 「オンリーワン」で「ナンバーワン」になろう
- 暗黙知は拡大再生産される
- 「5つの問い」を自らに投げかけよう
- 日本の1億人ではなく世界の70億人を相手にしよう
- 解決したい「小さな問題」を探そう
- 今のコンピューターで何が解決できるかを考えよう
- 「デジタル・ネイティブ」ではなく「デジタルネイチャー」を生きる
- プラットホームを抜け出る「思考体力」を備えよう
- 自分なりのコンテクストを考えよう
- 思考体力は子ども時代から培われる
- 「語学力」にとらわれない時代がやってくる
- コミュニケーションは「ロジック」がすべて
- 世界は人間が回している
- 「魔法」の裏側を聞き出そうとしない日本人
- 幸福の基準は自分で明示的に設定する
- 「ワーク・ライフ・バランス」は時代を切り売りする人の考え方
- 「消費」と「投資」の違いを知ろう
- 「富」は世界にあふれ、若い有望な人に投資したがっている
- 「チャンス」がある環境に身を置く重要性
- あなたの「市場価値」が最大化するのはいつか
- 第三章:「天才」ではない、「変態」だ
- 「変態」の将来は明るい
- 仕組みを考えながら好奇心を満たす
- 人生を変えた「鉛筆転がし」
- 「イメージとマテリアルの中間」に何があるのか
- 2つの自然のループの先に
- 世の中の「ゲート」や「継ぎ目」をなくしたい
- 「WOW!」を生み出すにはどうすればよいか
- エピローグ:エジソンはメディアアーティストだと思う
- 社会に自分の価値を認めさせる
- 人間とコンピューターが親和した先に生まれる文化
- インターネット上で人間と機械の区別がつかない時代
- 新書版あとがき