向精神薬とアルコールの危険な関係,依存性と副作用で心体ダメージのリスク

アルコールと向精神薬イメージ

はじめに‥

アルコールと向精神薬の関係は、非常に密接です。処方薬の注意書きには、必ず「飲酒は控えてください。」が書かれています。
これは、アルコールと向精神薬を一緒に服用すると、本来の効果が得られないばかりか、逆に副作用の要素が、沢山出現する事が多い為です。

本来の効果が出ない場合、どういう感情、感覚になるか…
向精神薬を多く服用、飲酒の量が更に増、どちらか、両方かです。どちらにも依存してしまい、アルコール依存症に陥ってしまいます。
薬物依存と新たに、アルコール依存という新たな病気をつくってしまい、回復まで長くなることはもちろん、更に治療薬の増、施設で完全隔離状態になりと、日常から更に遠ざかります。

まず、アルコールの摂取量を減らして、アルコール依存にならない様に、向精神薬だけにしましょう。
向精神薬だけの作用で、不安感やパニック症状を抑える事ができれば、早く日常生活を取り戻す事が出来ます。

ストロング系(アルコール度数8・9%)のお酒について

2020年の記事ですが、近年アルコール度数8・9%のストロング系アルコール飲料等が、非常に多く販売され、大手酒造メーカーやコンビニのプライベートブランド等で見かける事が多くなりました。
ビールの場合、だいたいアルコール5%未満が、一般的です。

昔のアルコール依存症の人の特徴として、パックの焼酎、日本酒ワンカップを飲み続ける事が多かった様です。
しかしが近年、依存症治療に関わる専門家が、口を揃えて言うのが、アルコール依存症患者のよく飲む物として、ストロング系が多数を占める様になっている、と言う事でえす。
これは、単純に価格が非常に安い事、早く酔える事が主な原因です。また、コマーシャル等で手軽さ、罪悪感の無さがある事も、手にしてしまう原因かもしれません。
更に、昨今のコロナ禍において、家飲みをする為買い込みし、結果的に飲酒量が大幅に増えて事が多い様です。

ここで、専門家の方がストロング系アルコール摂取量を解りやすくした数値を上げておられます。
500mlでテキーラ4杯分のアルコール量を摂取してしまう】
摂取する純アルコール量は「アルコール飲料の量×アルコール度数÷100×0.8」という計算になります。
500mlのアルコール度数9度のストロング系では、摂取純アルコール量=約36g
これは、テキーラショットで約4杯飲んだ量に相当するそうです。

ちなみに、1日の適量は約20g程度と言われており、これを見れば、明らかに過剰摂取と言う事になります。

向精神薬を服用している方は、「向精神薬とアルコールの非常に危ない関係」というのを、頭に入れておく必要があります。

私の経験

私は、下記の様に、日常的に飲んでいました。

パニック障害発症、前後
350ml × 3本 × 5% ÷ 100 × 0.8 = 42g。

不安障害発症、前後
350ml × 3本 × 9% ÷ 100 × 0.8 = 約76g。

ハッキリ言ってドン引きですよね。
最初に、パニック障害、次にうつ病、更に不安障害、この間、禁酒をした時期もありましたが、症状が良くなるにつれ、飲酒量も増えてしまっています。
16年間向精神薬から抜け出せない原因として、飲酒がある事も解ってきました。

以下は、私が向精神薬を服用中に飲酒をして、経験した症状です。

・夜寝付きは良いが、中途覚醒(夜中や早朝に目覚める)が起こる
・異常なまでの酩酊状態
・食欲の低下や増加
・突然起こる攻撃性
・日常の不安感の増大
・薬剤の効きが悪くなる
・飲酒量の増加
・アルコール度数の強いものの飲酒量が増加

下に行くにつれ、症状、体調に悪い変化が起こってきています。
これを見られた方は、できれば禁酒又は飲酒量をビール:350ml×1本程度で納める、事を強くお願いをします。

2020年5月に記事を書いています。

【追記:オリオンビール社長が語る、ストロング缶をやめた理由「黙っていられなかった」】6/18(木)

オリオンビール社長:早瀬氏のコメントを引用

豊かなお酒の文化、健康問題、この両立をどのように考えていくのか。そしてより健康的なお酒との付き合い方とはなんなのか。そしてそこから生まれる新たなアルコール文化の発信

【4大メーカー(サントリー、キリン、アサヒ、サッポロ)は依然としてストロング系チューハイの販売を続けています。】

オリオンらしさ
・4大メーカーに追随することではなく独自の路線を進んでいくこと
・健康的にアルコールを楽しんでいただくための飲み方を提案
・またお客様と一緒に勉強していきたい

企業は、利益を生み出してナンボ… しかし、消費者のことを想い「お酒の飲み方の提案」をする企業。
なかなか、ない素晴らしい企業と思います。

私は、今断酒をしています。「不安障害」を寛解した後には、オリオンビールで新しい健康的なアルコールとの付き合い方を学びたい‥

豊かなお酒の文化、健康問題、この両立をどのように考えていくのか。そしてより健康的なお酒との付き合い方とはなんなのか。そしてそこから生まれる新たなアルコール文化の発信する、オリオンビール

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