パニック障害、うつ、不安障害の投薬の進め方
パニック障害の薬物療法については、段階があります。症状によって若干違いはありますが、一般的な投薬の進め方です。
■急性期
発症~3ヶ月の場合、症状消退まで徐々に投薬を増量する。
目的とする治療効果は、症状の著明改善。
■安定期・継続期
発症2ヶ月~6ヶ月(場合によってはそれ以上)効果を最大にし副作用が最小になるよう投与量を調整維持。
目的とする治療効果は、急性期の効果を増強、特に広場恐怖に対して。
■維持療法期
発症3ヶ月~12ヶ月(場合によってそれ以上)投薬量を調整しながら減量。
目的とする治療効果は、改善を維持、正常な生活状態の回復
■薬物中止期
8ヶ月~12ヶ月(場合によってはそれ以上)時間をかけてさらに投薬量を減量。
目的とする治療効果は、投薬なしで無症状を維持。
心療内科系・精神科系は、同じ薬を使うことがあります。現在は、薬によって発生する副作用もあまり無い良い薬もたくさん出ています。
もし、薬が合わないと思われる場合、担当医師に”どのように合わないと感じるか”を相談してください。